橋の紹介
鎌倉橋(かまくらばし)

全長:30.1m 全幅:22.6m
構造:鉄筋コンクリート製 アーチ橋
完成:昭和4年(1929年)

千代田区大手町1丁目と内神田1丁目を結んで架かります。

関東大震災の復興事業の一環として架けられました。ちなみにこの復興事業では425本の橋が造られたといわれています。

この橋は石造りのように見えますが、実際にはコンクリートの打ち放しの橋です。

神田橋から鎌倉橋にかけては、「鎌倉河岸」と呼ばれる荷揚げ場でした。江戸城の築城や家康入城後の改修工事などの建築資材を、この近辺で荷揚げしたなかで、鎌倉からの石材が多かったことから、「鎌倉河岸」と呼ばれるようになったそうです。昭和30年頃まで河岸が残っていたとか。

この橋の近くに、江戸時代に豊島屋という酒屋があり、ひな祭りの白酒を売り出し大人気だったとか。どこらへんにあったのでしょうか?

日本橋川の橋の上には首都高速道路が走り、昼間でもなんとなく暗く、川や橋の景観もダイナシです。水質浄化はもちろんですが、これもナントカならないかと思います。

<橋名の由来>
江戸城を築く時に、相模国(鎌倉)から運んできた石材を荷揚げした「鎌倉河岸」にちなんでいます。

鎌倉橋
鎌倉橋